パーキングよもやま話

消費税の憂鬱2


消費税の憂鬱1


戦いの場所


日極、デイリーパーキング


最近ぼつぼつと見かけるようになったシステムで、弊社でも高松市を中心に
何ヶ所か納入させて頂いています。

よく道路などにあるチケット方式のパーキングメータをイメージして頂ければ、想像しやすいかもしれません。
それを時間貸しではなく日単位で駐車スペースを貸し出すように考えられたシステムです。

特徴としては、なんといっても設備費があまりかからない事でしょう。
料金精算機以外は、ロック板もゲートも必要ありません。

ロック板設置などの余計な設備も要らないので、土地の原状復帰も容易。また、月極のような長期契約のような制約もないので、土地を柔軟に利用できます。

ターゲットとする利用者は
・駅の近くまでマイカーで来て、車を置いて出張や行楽に行く人たち
・毎日ではないが、時々車で通勤するビジネスマン
・宿泊施設などの利用者
・マンションなどに住んで人のお宅に、車で訪問してくる家族や友人
等々が考えられます。

もちろん良い事ばかりでなく、ゲート装置やロック板などの設備がありませんので、定期的に不正駐車がないかのチェックは必要となります。あまりにも不正駐車が多発しそうな周辺環境の場所には向かないシステムです。

あと(弊社のような)販売する側から見ると、利幅か少ないのと消耗品販売が見込めない(消耗品はレシート用紙のみ)のがつらいところではあるのですが(^_^;)

詳細はこちらをご覧ください。

http://www.okitu.co.jp/parking/dayparking.html


2014年02月11日(火) No.16 (パーキング)

お城下パーキング2番町



3月末に松山三越の裏二番町通りにオープンした駐車場です。
この駐車場の特徴は車番認識システムが採用されており、入り口で
車のナンバーを読み取ります。

そして帰りの際駐車場1階の事前精算機で料金の精算をしておくと、
出庫の際に車番を読み取り、事前精算済みだった場合は自動的に
ゲートバーが開き出車出来ます。

事前精算をしておくと、出口で、車の中から精算機に駐車券を挿入したり
料金を投入したりせずにすみ、スムースな出庫ができるのがメリットと
なっています。

松山三越でお買い物された方は駐車券に割り引き認証してもらう、または
サービス券をもらうことによる割引サービスがありますし、松山中央商店街の
サービス券も使用できますので、お買い物の際などご利用ください。


2013年05月08日(水) No.15 (パーキング)

QRコード駐車券システム



今回は新しい駐車券システムについて書いてみます。
駐車料金自動計算システムで使われる駐車券は、出始めの頃は
紙カードにパンチ穴を開けて時刻などを記録したものが使われていました。

その後磁気記録方式が普及し、現在主流となっています。

そして近年普及の兆しを見せ始めているのが、QRコード方式の
駐車券です。

QRコードとは、デンソーが開発した二次元バーコードで、携帯電話で
このバーコードを読み取らせ、Webページにアクセスできるように
している等が、よく目にする例でしょう。

通常の縦縞のバーコードだと数10桁の英数程度しか表現できなかったのが、
二次元化する事により、英数だと最大4,296文字、漢字だと2,953文字の
データが表現できる事から、いろいろな分野で使用されるようになりました。

駐車券にこのQRコードを使用するメリットは以下のようなものがあります。

・コスト低減
 磁気駐車券に使用している磁性粉は供給量が減ってきており価格が
 上昇気味。また紙に塗布する工程が必要でコストが上がるのに対して、
 QRコード駐車券は感熱用紙なので磁気式より低価格で製造できる。

・エコ
 磁性粉が塗られた駐車券と違ってQRコード駐車券は紙ゴミとして処理
 できる。

・シンプルな読取り機構
 磁気ヘッドなどが必要な磁気式に較べて、光学的に読み取るQR式は
 構造が単純化できリーダー等の故障がおこりにくい。

デメリットは、磁気データと較べてバーコードはコピーや偽造が簡単
という点がありますが、三菱プレシジョン製の機器に於いては、
バーコード化するデータの暗号化、発券、精算履歴と駐車券番号や
入出庫時間の整合性をチェックする事により、偽造券などは受け付けない
対策がとられています。

2012年04月30日(月) No.14 (パーキング)

謹賀新年




明けましておめでとうございます。

駐車場機器業界も公共施設等の新規建設自粛や、デフレによる民間の投資事業の低迷、コインパークなどは値引き競争による収益悪化など決して明るい
状況ではなかった昨年ですが、今年は少しでも明るい展開になるよう頑張って
いきたいと思っております。

その為には、お客様に安心して機器を使って頂けるサービス、満足して頂ける
提案ができる会社になるよう努力していく所存ですので、何とぞよろしく
お願い申し上げます。

上の写真は昨年の年末設置工事が完了した、伊予鉄道(株)様の駐車場の
事前精算機です。 デパートと駐車場の連絡通路に設置されていますので、
この年末に利用された方もいらっしゃるのではないでしょうか。

こちらの機器はカスタマイズ製品となっていて、伊予鉄道様の電車やバス、
タクシーなどで使われているICカード「い〜カード」での支払いができる
ようになっています。また「おサイフケータイ」に「モバイルい〜カード」の
ソフトをダウンロードして設定すると、「おサイフケータイ」でも支払いが
できます。

それ以外にもデパートで発行している「ローズカード」では割引に加えて
クレジット決済も可能になっています。

しかし、じつはまだこの精算機、完全体ではありません(^^;)
まだ出口の機器の更新が終わっていないので、一部古い仕様を残して
あります。 完全体になるまでもうしばらくお待ちください。
2012年01月04日(水) No.13 (雑談)

模擬運転装置


 

駐車場機器以外にも弊社は自動車教習所様向けの運転シミュレータを
取り扱っています。

写真は先日、松山市内の城西自動車学校様に納品させて頂いた
「模擬運転装置 DS-3000H」

この機種は新製品で、四国で城西自動車学校様が第1号の導入です。

設置は・・・大変でした(^^;)
以前使われていた機器の撤去、今回の機器の運び込み設置。
軽いものじゃないですから、階段を利用して2階への運び込みが
一番疲れました。

以下この機種の簡単な特徴を書いてみます。

運転シミュレーターも再教育用、運転操作体験用、免許収得学習用、
適性検査用など数種類に分かれていますが、このDS-3000Hは免許取得の
学習、適性検査ができるようになっています。

はじめて運転免許を取得する人たちに、車の各部の構造や動く仕組み、
操作のしかたなど教本に則った学習が映像をみながらでき、実際に
ハンドルやペダル操作、カーブの曲がり方のような基本操作を体験
できるようになっています。

また適性検査では反応速度などの測定ができ、注意点などが記載された
結果表もプリントアウトできるようになっています。

この機種はCGの導入により、解説は実写映像。運転体験は各運転席
の操作に同期したCGと、両方式の長所を組み合わせたものになっている
ことが特徴です。
2011年10月16日(日) No.12 (雑談)

料金体系


○○分△△△円とかいうように、駐車時間に対してどのように料金を算出するかを
決めたものを料金体系と言います。

駐車料金精算機が実用化された当初は、30分あるいは1時間単位の料金、昼間、夜間での
料金の違いくらいしか設定できませんでしたが、現在の精算機では非常に多様な形態の
料金が設定可能になっています。

単位時間も1分単位、平日、祝祭日での料金計算方式の変更、入庫して1時間までは200円
それ以降は30分100円というような初期料金を設定、1日最大料金、時間頭打ち等々、
これらにサービス券などによる割引サービスも加わって料金計算は非常に複雑なシステムに
なっています。

単に30分いくらの料金であれば、出庫時刻から入庫時刻を引き算して駐車時間を算出し
料金を計算すればいいのですが、上記のような料金体系ではこの方法では計算できません。
入庫時刻から単位時間刻みで時刻を進めながら料金を積算していく必要があります。

また時間帯ごとで料金が変動する場合、その切り替わりタイミングや平日、休日の切り替え
タイミング(必ずしも0時とは限らない)、複数異種サービス券を使用の場合のサービス
適用順番なども矛盾が発生しないよう考慮する必要があり、計算ソフト作成はかなり
手間のかかるものになっています。 まぁ料金計算機の心臓部といえるものですから
当然言えば当然なんでしょうけどね。

画像は料金体系を決める仕様書の一部です


2011年07月27日(水) No.11 (パーキング)

駐車場機器の天敵


この梅雨時から初夏にかけての、駐車場機器の天敵と言えば雷です。
梅雨の終わり頃は特に要注意。

屋外の平面に設置されている駐車場機器は電源線や信号線等が管理建屋などから長く引き回されていたりします。
そのせいでどうしても、雷のノイズや誘導の影響を受けやすくなっています。

ノイズ程度だと一時的なエラーが起こる程度ですみますが、近くで落雷などがあったりすると、信号線に高い電圧が発生して半導体が壊れたり、さらにひどい場合は焼損したりします。

最近の機器では信号や電源の入出力部にアレスタとかバリスタなどと呼ばれる避雷素子が多く使われていて初期の機器ほどは壊れにくくなっていますが、至近距離の落雷などでは何を付けてても手の打ちようがありません。

確かに機器の対策は進んできてますが、ここ近年では異常気象なのか雷も多くなってるような気がします。
雨と雷の酷い夜などは、いつトラブルコールで呼び出されるかドキドキです。

この夏も何事もないことを祈ってる今日この頃だったりします。(^_^;)

あとこの時期は思わぬ物が故障の原因になることも・・・

近くに草むらなどがあって、そこからナメクジが這ってきて機械の中に侵入しショートして壊れたなんて例もあります。 あわれナメクジくんは電子基板を道連れに黒コゲでした。
2011年06月12日(日) No.10 (雑談)